【白い影】8話 直江庸介の秘密

以下、ドラマ白い影8話のネタバレを含みます。

まだ本作をご覧になっていない方は、ご了承の上お読み下さい。

秘密

「誰にも言うな。

…絶対に言うな」

注射を打つのを見られた直江は、険しい表情をしながら美樹子に伝える。

美樹子は、直江の雰囲気に驚き、無言のまま立ち去る。

直江は、倫子を避けるようにして、そのまま自宅に帰る。

直江の家

仕事が終わり直江の家を訪ねる倫子。

石倉の妻から渡されたハーモニカを忘れてしまった直江に、倫子はハーモニカを手渡す。

直江は、素直に受け取る。

倫子は、直江の顔色が悪いことを心配するも、「別に、変わりはない」と直江は答える。

警告

あなた、直江先生にどんな薬を渡してるんですか?

身辺調査で直江に荷物を渡していることを知った院長は、二関を問い詰める。

最初はとぼけた二関だったが、院長がカマをかけたらすぐに治験薬を渡していたことを話す。

二関は、本当に患者に使っていたと思っていたが、調べてみたらそんな患者はいなかったことも話す。

事情を聞いた院長は、自分で打つわけが無いのだから薬の横流しをしていると結論づける。

そして、二関に、直江と特別な関係で無いのなら今後、薬を渡さないことを言い渡す。

誕生日

屋上にいる直江を倫子が見つけ、神崎先生が直江を探していると伝える。

直江はわかったと返事をする。

倫子はやっぱりタバコ吸いすぎだと思い出ますと伝える。

直江は、話しかける。

「今夜、うちでいいか」

「え?」

「誕生日だろう」

「なんで?(なんで知ってるのと言う嬉しそうな顔をしながら)」

「神崎先生の声は大きい」

少し前にナースセンターで、神崎が倫子にハッピーバースデーと話しかけていたのを直江は、聞いていたようだ。

倫子は嬉しそうに返事をする。

目の色が変わる直江

医局に戻った直江。

しかし、小橋の患者で精査入院してきた成田のレントゲンをみて、目の色が変わる。

同時に、成田が激痛に襲われたと高木から報告され、小橋も直江もかけつける。

声を上げるほどの、強い足の痛みを訴えるのを見て小橋は、「脊髄腫瘍かも知れない」と話す。

直江は、「MMの可能性もある」と小橋に話す。

「MM?」

あの若さで考えにくいという小橋に、そんなことはないと強く言い切る直江。

小橋は、直江の勢いに押され、検査に承諾する。

病院の外

病院の外で倫子と直江が待ち合わせして二人で歩いて行く。

その様子を患者の見送りをしていた高木が「いいなーもう片想いじゃないんだ」と隣の小橋に話す。

小橋は、二人が付き合っていることをそうなんだ、へえーと笑顔で返答する。

買い出し

買い出しをする直江と倫子。

倫子の母親(市毛良枝)に遭遇し、直江への挨拶と誕生日ケーキを手渡し二人で楽しんでと伝えられる。

二人で祝う誕生日

直江の家で二人で祝う誕生日。

直江がボート部で7番目で漕いでいたことを聞き、直江のことを少しずつ知っていけるのは嬉しいと答える倫子。

直江に誕生日プレゼントを聞かれても、こうして一緒にいられるのが、最高のプレゼントだと答える倫子。

病院に向かう直江

病院からポケベルが鳴り、着替えて準備する直江。

成田の検査結果が早めに出たと小橋から連絡があったのだ。

「どうでした?」

「先生が言っていたMMの可能性は無いですね。

どうです?特徴出てないでしょ?」

「まだMタンパクの結果が出ていません。

完全に否定はできない。」

「でも可能性としては非常に低いんじゃないでしょうか?」

「例え低くても可能性があることに変わりはない。」

「どうしてそんなMMにこだわるんですか?」

「事実を早急に突き止めたいだけです。早いに越した事はない。」

直江は、成田の検査結果のレントゲン写真を受け取り、小橋は医局を後にする。

は、直江が注射を打っていたことを医局から出て帰ろうとしていた小橋に相談しようとする。

直江ならまだ医局にいると、伝えられ足早に立ち去られる。

医局に行った美樹子は、直江が発作に襲われているのを見つける。

誰か助けを呼ぼうとするも直江に止められる。

 

そして、直江は、自ら注射を打とうとする。

しかし、何度トライしても打てない状態が続く。

困り果てた直江は、美樹子に打つように頼む。

その後発作が治まった直江は、「すまなかった」と告げ、立ち去る。

美樹子は「なんなの、わたし何したの、、」とつぶやき声を上げる。

発見

その頃、倫子は直江の自宅のクローゼットにある大量のレントゲン写真を見つけてしまう。

ネックレス

自宅に戻った直江は

「ずっと、ここにいてくれ。ずっと、ずっと、俺のそばにいてくれ」

と倫子を突然抱きしめる。

そしてポケットからプレゼントのネックレスを倫子の首にかける。

それは買い出しの時に倫子が見ていたネックレスだった。

疑い

院長は直江が薬の横流しをしていると美樹子愚痴り、直江を呼び出そうとする。

しかし、直江は休みだった。

カナルカフェ

直江は倫子とカフェに来ていた。

外は雨が降っている。

 

デートの合間に直江は医局の小橋に連絡する。

「成田さん、孤立性形質細胞腫でした。」

「つまり、MMに進展する疑いがある。」

「ええ、明日形成大学病院の血液内科に回します。

先生の的確な指摘のおかげで迅速に対応できました。」

続けて、それにしてもよく気づいたと直江に質問する。

長野の病院時代の恩師がその専門医だったと直江は答え、症例を見たことがあるかの問いにもええと答え、直江は電話を切る。

雨の中直江は椅子から立ち上がり、倫子に話しかける。

「ボート乗るか」

「え、でも、、」

「約束だっただろう」

ボートに乗ることを提案し、倫子も笑顔で返答する。

MM(多発性骨髄腫)

ようやく美樹子は小橋に直江のことを相談する。

「先生、教えてください…

これ、なんの薬なんですか?」

直江が打っていた薬であるフロノスを小橋に見せる。

「フロノス、、どうして美樹子さんがこの薬持ってるんですか。

いいですか?これは治験薬です。

普通簡単な手に入るものじゃないんですよ。」

驚いた小橋は理由を尋ね、直江がこの薬を打っていると美紀子は話す。

直江の鍵のかかった机を合鍵で開ける。

そこにあるレントゲンを見て小橋は驚く。

「これが直江先生…」

「MM、、

多発性骨髄腫だ」

 

「こんなに転移して、

これじゃ、

もう長くない、、」

と震えながらつぶやく。

ボート

直江と倫子は、ボートに乗ろうとするも、ボート乗り場は雨のため中止していた。

あきらめたくない倫子だったが直江に「また来ればいい」と言われ納得する。

二人は手を繋ぎながら歩く。

倫子は尋ねる。

「先生、

先生の部屋のレントゲン写真、誰か患者さんのものですよね。

先生のじゃ無いですよね。」

8話終わり。

9話 彼に残された時間

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