嘘
ああ、違う。
直江は自分のレントゲンではないと嘘をつき倫子は信用した。
電話
帰宅した直江はクローゼットのレントゲン写真をすべて他の場所へ移動させた。
倫子から電話が来て「最高の誕生日だった、もっと一緒にいたかった」と伝える。
疑惑
薬を横流ししていると信じている院長は直江を呼び出し、今後フロノスは渡せないと伝える。
直江は、実際に患者はいるが名前は言えないのだと院長に反論する。
そして、医局に戻った直江は自分の机の引き出しからレントゲンが数枚減っていることに気が付く。
小橋の訪問
小橋が直江の家を訪ねてくる。
レントゲンを持って大学病院に行ってきたと伝え、治療するべきと直江に訴える。
しかし、直江は治療する気はない、最後まで医者でいたいと伝える。
「死んでいく僕だから見える医療がある。
そう思ったとき、残酷な事実を味方につけて、医者を続けようと決めました。
これ以上の、医者としての仕事のしかたはないと。
だから、僕は最後まで医者であり続けます。
ご心配いだだいて、本当にありがとうございます。でも、僕には僕の、生き方がありますから」
その時に呼び鈴を鳴らし倫子が訪ねてくる。
「彼女にも、何も?」
「愛してますから」と直江は答える。
小橋の嘘
足を引きずっている直江を見て心配になった倫子は、レントゲンを持って小橋の元に相談に行く。
驚いた小橋は直江の患者のものだと嘘をつき、倫子は納得する。
その後レントゲンを持っているところを直江に見られてしまうが、自分の思い違いだったことを話し直江はレントゲンを受け取る。
美紀子の手術
美紀子が病気のことを問いただそうと直江の元に行き口論になるが、その場面を院長に見つかってしまう。
院長は直江を悪者と決めつけ攻撃したところ、美紀子が怒り病院から出て車を運転したところ衝突事故を起こし病院に運ばれてくる。
疑惑が解ける。
一命をとりとめた美紀子は院長にこのままでは直江が死んでしまうことを伝え、院長は自分が誤解していたことを認める。
なぜ直江は本当のことを言わないのかと尋ねると、倫子を悲しませたくないからだと小橋は答える。
そして、二関に今まで通りフロノスを直江に渡してほしいとお願いする。
北海道への誘い
直江の家で降ってきた雪を眺める二人。
「北海道もまだ雪なんでしょうね」
「夜に降る雪が好きだった。真っ暗な空から落ちてくる雪を見上げてた」
そして、直江から一緒に北海道に行かないかと倫子は誘われる。
「発見…。幸せすぎると、涙が出ます」
と倫子は嬉しさを表現しキスをするも直江はそのまま意識を失ってしまう。
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